「今日は正直、気が進まないな」
そう思ってしまう納品日があります。ホールが本当は欲しくなかった“機歴機種'だけの納品日です。「どうせ初日から空き台だろうな」というホール店長との共通認識が、言葉にしなくても伝わってくるほど、期待感のない入替え作業になります。
機歴機種の入替えをする目的はただ一つ。“本命機種を買うため'。そのために必要な条件として、今回はこの機種を入れる。分かってはいても、「機械代は回収できますかね?」なんて、とても言える雰囲気じゃありません。正直、まともに稼働してくれるとは微塵も思っていないのですから。
こんな納品時に運用の話はほとんど出ません。「どれくらい使います?」「売るなら早めに外しますか?」と、話題は早くも稼働後の処理のことになってしまいます。
ただ、機歴機種の中にも奇跡的に高稼働をするケースもあります。販社としては売却の準備と同時に、多くの稼働データを収集し、ホールと共有することが最も重要な仕事の一つだったりします。