趣味打ちスロッターが道を開く
今回は、とあるサラリーマンのとある1日をお送りします。
福島県に住むTさん。34歳、妻と3人の子供を持つサラリーマンである。そして何を隠そうこのTさん、
私ヘミニクの弟なのだ。
Tのパチスロ歴は浅い。初めてハマったパチスロは5号機の初代エウレカセブンだと聞いている。そしてそのエウレカの設置台数が減っていくと同時に、パチスロもヤメた。つまりパチスロは
5号機エウレカ以外、ほぼ打っていないということだ。
それが今年に入って、Tが久しぶりにパチスロを打ち始めたらしい。その機種はもちろん、初代エウレカのリメイク機
『エウレカセブンART』だ。
エウレカの勝ち方教えて──これは最近まで、幾度となくTから言われた言葉である。
正直、6号機エウレカで勝ち筋を立てるのはなかなか難しい。まず機械割が低めだし、設定推測も簡単ではない。ホールの扱いもメイン機よりも準メイン機という扱いのほうが多い。
そしてこれが一番難しいのだが、エウレカは設定5・6をツモる以外に勝ち方が存在しない。つまりエウレカの勝ち方とは、
「設定5・6を使うホールで打つ」以外にないのだ。Tの近くにエウレカに設定を使うホールが無ければ、その時点でエウレカの勝ち方というものも存在しないということになってしまう。
私「エウレカ以外も打てば良いのに」
T「エウレカ以外、興味ないんだよねぇ」
偏った趣味だが、分からなくもない。Tはパチスロが好きなのではなく、
エウレカが好きなのだ。
さすがに高設定は狙えない…!?
うーん、それでもなんとか勝ち筋を見つけられないものかと、私は地元のホールを調べてエウレカの設置をリストアップしてみた。すると
驚きの事実が判明した。Tが足を運べるホールでエウレカを設置しているホールは3店舗しかなく、設置台数は
3台・2台・1台で計6台なのだ。
いくらなんでもこりゃ無理、6台でどうにかなる訳がない。かわいそうだけど、エウレカは
趣味打ちするしかないな。幸いにも荒い機種ではないので、短期間でウン十万円も溶けることはないだろう。節度を守って打つのが良いと思うよ、そんな感じのアドバイスを送っていた。
それでもTはエウレカを打った。そして打つと大体マイスロのスクリーンショットと共に、LINEで報告が来た。
T「今こんな感じなんだけど設定あると思う?」
私はその都度、「無いと思う、キリが良いところでヤメていい」と返答していた。
Tはエウレカをマイスロで10万ゲーム以上回しているため、幸いにも設定差のある項目は全て見ることができる。
共通7枚ベルはいつも悪いし、
銅トロフィーが出ていることすら見たことがない。
私「設定3以上確定してないならヤメていいよ」
それが私の口癖になっていた。もちろん設定3以上が確定したことなど一度もない。
虹色に輝く、あれ
しかしそんなある日のこと、お昼を回ったという頃合いに、TからLINEが届く。
T「ベル良いから打ってるけど、クソ負けてるよ」
私「ベル落ちが良いだけの低設定かもね」
T「ベル良いときには負けて、ベル悪いときには勝てるのなんなん!?」
おっと、これは
初心者が陥りやすいトラップだ。ベル確率が勝ち負けに直結することはなく、ベル確率は単に高設定ほど落ちやすいというだけ。低設定でもよく落ちることはある。これを勘違いしてベル確率なんて気にしても無駄、となってしまうのが一番マズい。
私は「たまたまだよ」と返した。
しかし、LINEに貼られていたマイスロのスクショには、一つ気になる部分があった。
共通ベル確率95回
(1/12.30)、まあこれは良いのだが、
サミートロフィー(銅)獲得…?
今までTの報告で一度でも銅トロフィーが出たことあったっけ? 私は「普段その店で銅トロフィー出るの?」と聞いてみた。すると…
T「出たことはないな」
と返って来た。Tはこの店で相当エウレカを打っているのに、一度も銅トロフィーを見たことがない。にも拘わらず、今日は銅トロフィーが出ている。
これは違和感がある。
そこで私は「もうちょっとその台打ってみたら?」と返信した。初めて「ヤメてもいいよ」以外の返信をしたかもしれない。
するとそれから僅か30分後のことだった。
な、なんと
虹トロフィー出現!これには私もおったまげた。マジかよ、地域に6台しかないエウレカで、設定6ツモりやがった…!!
T「この店、設定6入れるのか! なんで…!? 3の日はアツいの…!?」
興奮するTに、「どこの店?」と聞いて、私はXを開いてホールのアカウントをチェックした。するとそこには
「3の付く日はサミーハッピーデイ!」の文字が。そうか、これか。
恐らくサミー系の機種を対象に高設定を入れる日なのだろう。そしてそこにたまたまTが座って、トロフィーカスタム
(恐らく1000G銅、2000G虹)を踏んだという訳だ。Tのエウレカ好きが実を結んだのだった。
しかし、これで
エウレカの勝ち筋が圧倒的に開けた。3の付く日だけこの店に打ちに行けば良いのである。少なくともこのホールは「3の付く日はエウレカに設定6を使うこともある」ということが確定したのだ。
なお、このホールはエウレカ設置3台で、隣の台もキリントロフィーが出たらしい。つまり
全台系だった可能性が非常に高い。よってこれからは「3の付く日はサミー系に全台系がある」、「3の付く日はエウレカに6が入るかもしれない」という可能性を追いながら打つことができるわけだ。
そうなると、他にも展望が開けてくる。他の日付はどうなのかとか、Xでホールのポストをチェックしておけばその日アツい機種が分かるんじゃないのか、などなど。
いやはや、一目ではエウレカで勝つことなんて不毛とも思える地で、一つの勝ち筋を見出したTの情熱は素晴らしい。パチスロで勝つためのルートが視えた瞬間というのは、
何ものにも代え難い瞬間なのである。
まあ、それでもTは今後もエウレカしか打たないだろうし、エウレカが無くなったらパチスロを打たなくなる気がするけどね…。
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