
回転率と消化速度の相関関係

「パチンコは回るほど速くなる」のは機種によって差はあれど打ち手の間では共通認識と言っていい。本機においてはその傾向が非常に顕著で、数回転の差で時速が大きく変化する。
上の図は初当り区間ごとの時速とその時の回転率を表したもの。点がきれいな右肩上がりに集中しているのがわかるだろうか。相関係数 R=0.77という強い正の相関を示しており、回る台ほど時速が上がるという事実をこのデータが裏付けている。
では具体的にどのくらいの差が出るのか? 次項では具体的な数値を見ていこう。
回転率グループ別 時速比較表
| 回転率 グループ | サンプル数 | 区間合算の 平均回転率 | 実質時速 (補正後) |
|---|---|---|---|
| 25.0回以上 | 9件 (計1,592回転) | 26.8 回 | 約 464.2 回転/時 |
| 23.0〜24.9回 | 12件 (計3,290回転) | 23.9 回 | 約 420.1 回転/時 |
| 21.0〜22.9回 | 4件 (計447回転) | 22.3 回 | 約 409.6 回転/時 |
| 21.0回未満 | 3件 (計296回転) | 20.7 回 | 約 373.4 回転/時 |
上の表は全28サンプルの実戦値を、回転率基準で4つのグループに分類したもの。ボーダーラインに近い20.7回転と26.8回転のグループで比べると、時速にして約90回転以上もの大差が出ている。
回転率(=単価)と時速(=試行回数)の2つの数値が同時に上がることで、期待時給は相乗効果でアップする。また、同じ期待値なら試行回数が多い方が分散が減り勝率も安定しやすい。史上最も回転率がモノを言う機種と言っても過言ではないかもしれない。
初当り28回分の実測値
| 初当り区間別データ ※回転率順 時速補正済 | |||
|---|---|---|---|
| 時間 (分:秒) | 回転数 | その区間の 回転率 | 時速換算 (補正後) |
| 33:54 | 276 | 29.7 | 493.5 |
| 6:03 | 32 | 27.9 | 505.3 |
| 13:33 | 105 | 27.8 | 530.7 |
| 23:24 | 176 | 27.7 | 474.1 |
| 11:20 | 78 | 27.5 | 495.6 |
| 14:47 | 98 | 26.7 | 450.6 |
| 42:50 | 329 | 26.2 | 460.1 |
| 13:06 | 86 | 26 | 457.8 |
| 56:52 | 412 | 25.1 | 429.3 |
| 64:16 | 455 | 24.9 | 417.9 |
| 31:44 | 225 | 24.8 | 435.6 |
| 18:57 | 120 | 24.7 | 414.1 |
| 9:45 | 55 | 24.6 | 429.7 |
| 17:00 | 119 | 24.5 | 462.7 |
| 19:53 | 152 | 24.2 | 491.1 |
| 36:24 | 250 | 24.2 | 418.4 |
| 18:04 | 102 | 23.9 | 374 |
| 58:40 | 404 | 23.8 | 408.6 |
| 55:44 | 387 | 23.6 | 412.8 |
| 21:51 | 158 | 23.55 | 460.5 |
| 122:04 | 863 | 23.2 | 409.9 |
| 35:55 | 240 | 22.6 | 408 |
| 6:51 | 34 | 22.4 | 442 |
| 16:00 | 107 | 22.1 | 381.3 |
| 10:43 | 66 | 21.2 | 453.5 |
| 29:23 | 186 | 20.9 | 393.8 |
| 17:51 | 90 | 20.4 | 336.4 |
| 5:31 | 20 | 20 | 378.2 |
| 全区間TOTAL ※回転率順 時速補正済 | |||
| 時間 (時:分:秒) | 回転数 | TOTAL 回転率 | 時速換算 (補正後) |
| 13:08:51 | 5625 | 24.3 | 427.8 |
消化時間 − 大当り変動の平均時間(a) + {回転数 × (a / 319.9)}
上の表は初当り区間28件分、全サンプルの生データ。フルスキップで消化しているため、早い回転数で当たったサンプルほどスキップできない大当り変動が占める割合が大きくなり、見た目の時速が落ちてしまう。そのノイズを除去して純粋な速度を比較するため、時速算出時には注釈のような補正を行っている。
回転率別の限界期待値考察
| e魔法少女まどか☆マギカ3 時間遡行〜始まりの願い〜 P-スキップ 回転率別 限界消化効率 | |||
|---|---|---|---|
| 250玉 あたり の 回転率 | 1回転に 必要な 打ち出し 玉数 | 最大時速 (大当り 含まず) | 319.9回転 +平均出玉 獲得秒数 |
| 18.0回 | 15.9個 | 377.6回 | 3676.7秒 |
| 18.5回 | 15.5個 | 386.8回 | 3604.7秒 |
| 19.0回 | 15.2個 | 395.8回 | 3536.4秒 |
| 19.5回 | 14.8個 | 404.8回 | 3471.7秒 |
| 20.0回 | 14.5個 | 413.8回 | 3410.1秒 |
| 20.5回 | 14.2個 | 422.7回 | 3351.6秒 |
| 21.0回 | 13.9個 | 431.5回 | 3295.9秒 |
| 21.5回 | 13.6個 | 440.3回 | 3242.7秒 |
| 22.0回 | 13.4個 | 449.0回 | 3192.0秒 |
| 22.5回 | 13.1個 | 457.6回 | 3143.2秒 |
| 23.0回 | 12.9個 | 466.2回 | 3096.3秒 |
最後は理論上の限界時速と期待値を求めてみたい。上表の「1回転に必要な玉数」とは回転率別のヘソ入賞率+スキップ分の1個の数値(オマケ考慮せず)。たとえば1000円20回転の台なら、ヘソ戻し分も含め270個発射して20個入賞=平均で13.5個打てば1個ヘソに入る計算になる。それにスキップ分の1個を足した14.5個が1回転回すのに必要な発射数(時間)ということになる。
その玉数?確率分母分の発射時間に、初当り&平均出玉を取るのに必要な時間(実測値)を足したものが一番右の列。ボーダーラインの20.0回転なら通常時&大当りの1セットを約57分、11.5時間実戦でおよそ12.1セット消化可能だ。
ただ、ここでの時速は「一度も離席せず、打ち出しを止めず、ヘソもP-スキップもオーバーフローをしない」という机上の空論の上に成り立っており、実際にはこの90%程度でも上出来の部類だと思われる。
とはいえ、P-スキップレバーの搭載で今までのP-スキップ機より圧倒的に手軽に限界に迫れるようになったのは間違いない。
| e魔法少女まどか☆マギカ3 時間遡行〜始まりの願い〜 P-スキップ 回転率別 限界期待差玉 | |||
|---|---|---|---|
| 250玉 あたり の 回転率 | 1日 (12時間) に回せる 通常回転数 | 1回転 あたりの 期待差玉 | 1日 あたりの 期待差玉 |
| 18.0回 | 3758.7回 | -1.329個 | -4994個 |
| 18.5回 | 3833.8回 | -0.953個 | -3655個 |
| 19.0回 | 3907.8回 | -0.598個 | -2336個 |
| 19.5回 | 3980.7回 | -0.260個 | -1036個 |
| 20.0回 | 4052.5回 | +0.060個 | +244個 |
| 20.5回 | 4123.3回 | +0.365個 | +1505個 |
| 21.0回 | 4193.0回 | +0.655個 | +2748個 |
| 21.5回 | 4261.7回 | +0.932個 | +3973個 |
| 22.0回 | 4329.4回 | +1.196個 | +5180個 |
| 22.5回 | 4396.7回 | +1.449個 | +6371個 |
| 23.0回 | 4463.3回 | +1.691個 | +7549個 |
限界時速で12時間回した場合の回転率別期待収支が上の表。回転率がボーダーラインの20回から1回転上がるだけで期待差玉は約2500個もアップする。パチンコで長期的に勝つためには回る台で粘ることが絶対条件だが、本頁冒頭でも言ったように、回転率アップとともに時間効率が大きく上がる本機ではそれがさらに重要になる。
